今回は
「鯖寿し」を望んでいたからやってきたんじゃないんですが。。。
11年前に辞めた会社
19年間勤めた会社の
私の上司だったNかちょうが持ってきてくれた
私が会社を辞めてから、すでに定年になって退職していたNさんは
ときどーき、この金沢名物のお寿司を持ってやってくる
しかも何の前ぶれもなく、何のアポなしに
「元気かなぁと思って」と
毎回突然にあらわれる。
前回は5年前ぐらいだったかな〜
今日は13時から友人が家に来る予定で、たまたま家にいた日
13時になった時、友人から
「13時半ぐらいに行くねー」とLINEが
30分遅れるとのこと
その瞬間
「ピンポーン」
Nかちょうがお寿司を持って立っていた。
年賀状の住所を見てわざわざ、金沢から途中下車して家を訪ねてきてくれた。
Nかちょうとの関わりを説明すると
私は18年会社にいたわけだから、数々の上司、社員と関わってきて、理系出身かつ男性が多かったので、変わった人は本当に多かった
その中でも
Nさんはダントツ変わっていた
通勤途中で、めずらしい気持ち悪い虫を拾ってきて、女子社員の机に置く様な人
そう
課長なのに
小学生男子の様だった
当然
女子社員はみんな本気で嫌がっていた
出世にあまり興味もなく
提出期限を過ぎてもあまり気にしない
忙しい男性社員にちょっかいを出して邪魔をする
頼りがいなどない
でも、いっつもニコニコしていた
そんな人だった
そんな中
私は、Nさんがぜんぜん嫌いではなかった
私もかなり変わっていて、普通の女子の感覚がなかったせいかもしれないが
他の
キレキレの仕事バリバリできて
女子社員をきっちり管理する上司よりなんだか馬が合った
上司は会社に19年もいると、たくさん変わったが
一番近くにいる期間が長かったのはNさんの様な気がする
今日、初めて気付いたことがある
今、私があるのはこのNさんのおかげなんだと
毎日、真面目に言われた仕事をしていたら
「そんな仕事してないで、もっと楽しいことしたらいいよ!」
と
理解できない様な理系のセミナーやらプログラムやらポーンと渡されて
わけわからず参加した。
Nさんじゃなかったら
「その時の仕事に関係のあるセミナー」しか行けなかっただろう
それが糸口になって
私は日常の仕事をやりながらプログラミングにはまり、熱中し、遅くまで猛烈に勉強した
それはやがて私の強みになった
最後の10年間はプログラミングが私の仕事になった
周りの同僚のお役に立てた
当時、会社のお役にも立てた
そして、辞めてから自分で仕事を立ち上げる時、このプログラミング力で仕事ができた
今、自分で簡単にどんなWEBをいじれるのもあの時があったからだ
Nさんが、当時、決まっていた枠から私をポーンと出してくれたのだ
この歳になって、現状から飛び出す仕組みの大切さがわかって
当時はわからなかったが
ナチュラルに背中を押してくれてたんだと
感謝が溢れてきた
本当にありがとうございました
Nさん
ごめんなさい
今日まで、全く気付いていませんでした!
5年前よりもうすっかりおじいちゃんになっちゃってたけど
相変わらず、ちょっと小学生男子っぽい^^
今は京都と金沢を行ったりきたり、楽しく過ごしているとのこと
また、次回も元気にお寿司をもらえるとうれしい
このブログを読まれる事はないので
今度会ったら、感謝をしっかり伝えよう!
それから
毎回、もし私が居なかったら、このお寿司どうするんだろー
と思うのだが
私も外に出てる事が多いのに
いつも私にとって絶妙なタイミングでやってくるNかちょう
不思議な人だ。。。
『現状から飛び出す大切さ』
『熱中し燃えるエネルギー』
『人との出逢いが人を大きく変える』
改めて、また思い出せました❣️