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鯖寿しがやってきた

執筆者の写真: Naoko KawabataNaoko Kawabata

更新日:2021年12月22日

今回は

「鯖寿し」を望んでいたからやってきたんじゃないんですが。。。



11年前に辞めた会社

19年間勤めた会社の


私の上司だったNかちょうが持ってきてくれた



私が会社を辞めてから、すでに定年になって退職していたNさんは


ときどーき、この金沢名物のお寿司を持ってやってくる


しかも何の前ぶれもなく、何のアポなしに


「元気かなぁと思って」と

毎回突然にあらわれる。



前回は5年前ぐらいだったかな〜




今日は13時から友人が家に来る予定で、たまたま家にいた日


13時になった時、友人から

「13時半ぐらいに行くねー」とLINEが


30分遅れるとのこと


その瞬間


「ピンポーン」


Nかちょうがお寿司を持って立っていた。


年賀状の住所を見てわざわざ、金沢から途中下車して家を訪ねてきてくれた。




Nかちょうとの関わりを説明すると



私は18年会社にいたわけだから、数々の上司、社員と関わってきて、理系出身かつ男性が多かったので、変わった人は本当に多かった


その中でも

Nさんはダントツ変わっていた



通勤途中で、めずらしい気持ち悪い虫を拾ってきて、女子社員の机に置く様な人



そう

課長なのに

小学生男子の様だった



当然

女子社員はみんな本気で嫌がっていた



出世にあまり興味もなく

提出期限を過ぎてもあまり気にしない

忙しい男性社員にちょっかいを出して邪魔をする

頼りがいなどない


でも、いっつもニコニコしていた



そんな人だった


そんな中

私は、Nさんがぜんぜん嫌いではなかった



私もかなり変わっていて、普通の女子の感覚がなかったせいかもしれないが



他の

キレキレの仕事バリバリできて

女子社員をきっちり管理する上司よりなんだか馬が合った



上司は会社に19年もいると、たくさん変わったが

一番近くにいる期間が長かったのはNさんの様な気がする



今日、初めて気付いたことがある



今、私があるのはこのNさんのおかげなんだと



毎日、真面目に言われた仕事をしていたら


「そんな仕事してないで、もっと楽しいことしたらいいよ!」


理解できない様な理系のセミナーやらプログラムやらポーンと渡されて

わけわからず参加した。




Nさんじゃなかったら

「その時の仕事に関係のあるセミナー」しか行けなかっただろう



それが糸口になって

私は日常の仕事をやりながらプログラミングにはまり、熱中し、遅くまで猛烈に勉強した


それはやがて私の強みになった

最後の10年間はプログラミングが私の仕事になった


周りの同僚のお役に立てた


当時、会社のお役にも立てた


そして、辞めてから自分で仕事を立ち上げる時、このプログラミング力で仕事ができた



今、自分で簡単にどんなWEBをいじれるのもあの時があったからだ



Nさんが、当時、決まっていた枠から私をポーンと出してくれたのだ



この歳になって、現状から飛び出す仕組みの大切さがわかって



当時はわからなかったが

ナチュラルに背中を押してくれてたんだと



感謝が溢れてきた

本当にありがとうございました



Nさん

ごめんなさい

今日まで、全く気付いていませんでした!




5年前よりもうすっかりおじいちゃんになっちゃってたけど



相変わらず、ちょっと小学生男子っぽい^^

今は京都と金沢を行ったりきたり、楽しく過ごしているとのこと


また、次回も元気にお寿司をもらえるとうれしい


このブログを読まれる事はないので

今度会ったら、感謝をしっかり伝えよう!




それから

毎回、もし私が居なかったら、このお寿司どうするんだろー


と思うのだが



私も外に出てる事が多いのに


いつも私にとって絶妙なタイミングでやってくるNかちょう


不思議な人だ。。。







『現状から飛び出す大切さ』


『熱中し燃えるエネルギー』


『人との出逢いが人を大きく変える』



改めて、また思い出せました❣️


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